4/19(月)-5/2(火)

2週間ちかくブログを書いてなかったので、ほとんど何をしたか覚えていない。というわけで今回は研修医を1か月やってみた感想を書こうと思う。

医師になってから1か月が経過した。この1か月はとてもはやかった。たった1ヶ月だけで1つの科から学べることなんて限られてるし、せっかく築き上げた人間関係がリセットされるのは悲しいものである。

この1か月という単位を24回繰り返したら、研修医が終わってしまうわけだが、一体こんな感じで3年目を迎えて大丈夫か、という気持ちだ。

自分は1か月経過しても、救急対応は何一つできるようになっていないので、これから努力しようと思っている。

まずはコロナワクチンも2回打ったことだし、図書館に通い始めることから始める。できればもう少し長い時間空いてると嬉しいのだが、、、、

マクドナルドや、雰囲気のいいカフェ巡りでもしながら作業スペースでも開拓していこうかしら。

もっと勉強したいのに体が追い付いていない、悲しい状況。

4/12(月)-4/18(日)

4/12この日は、何故かいろいろな人がお菓子を持ってきてくれる日だった。業務量が多く、朝にお菓子を頂いたのに食べることができたのは夕方だった。研修医の仕事なんてカスみたいなものだが、カスなりに頑張った結果夕方までかかってしまった。

頂いたお菓子はとても美味しかった。一つ残念だったのは、もう少し上手に褒めたかったなということである。自分はあまり思ったことを言葉にするのが得意ではないので、相手に対してきちんと自分の意図が伝わっているのか不安になることがある。もう少し時間に余裕を持てたら、お菓子のことを褒めたり十分に感謝できたんだが時間がかなり押していたのであまり感謝の言葉を伝えることができなかったように思える。

4/13常勤・非常勤について考えるきっかけになった日だった。非常勤のイメージは楽で短時間でお金を稼げるイメージであったが、中にはいろいろな家庭の事情を抱えながらもやむを得ず非常勤という選択をしている人もいると知った。また、非常勤とはいえど内科や外科など多岐にわたるが、特に外科は非常勤と相性が悪いと感じた。外科は周術期管理をする必要があるが、非常勤はそもそも出勤する日数が少ないため、十分に周術期に携わることができないためである。非常勤の代わりに常勤の先生が代診する必要も出てくるが、手術をした先生と外来をする先生が違うと当然齟齬も生まれるわけで、外科って非常勤に向いてない領域だよねと感じた。また、常勤の先生が非常勤を良く思っていなかったり、おもむろに悪口をいうシーンも見受けられたのも印象に残っている。

4/14この日はいつもよりかなり出勤している先生が絞られていたわけであるが、当然先生が少ないことを想定して、予約の患者も絞っていた。事前に予め患者を少なくするような仕事の調整ができるのは、病院勤務のいいところである。たとえば経済の分野で働いていると、自分の都合で必ずしも市場が動いてくれるわけではないので、この分野よりも医療は意外と融通が効くのだなと感じた。いつもいる先生がいないためか、帰宅する時間が非常に早かった。この日はだいたい15時帰宅。

4/15しばらく会っていなかった先生とも合流して今日は仕事をした。彼らは出張をしていたわけであるが、そんなことをよそに通常業務に戻る訳である。今振り返ると自分は学生時代に大きなイベントがあると2,3日その余韻に浸っていた気がするが、社会人になるとそんな時間はなくなる。出張の余韻を残さずに仕事をする先輩をみて流石だと感じた。この日も仕事が終わる時間がはやく、15時頃帰宅した。/

4/16最近は上の先生が出張に行くことがおおい。たまたま自分がローテートする時期と被っただけだとは思うが割と会わない日もあるなぁと感じるものである。今日は二人しか出勤しておらず、上の先生とマンツーマン状態だった。上の先生は恐らく独身なのだが、仕事はできるしコミュニケーション能力も高くて何で独身なんだろうと思う時がある。こういう人は同世代の異性は手放したりしない気がするなと、大学の経験から考えたりするのだが田舎と都市部だと違ったりするのだろうか。都市部だとモテそうな人でも独身だと聞くし、これは普通のことなのかもしれない。この日も15時帰宅

4/17何故かとても疲れている。15時帰宅が三日連続続いていたのに、昨夜は昼寝を3時間してから、今日は10時間ほど眠った。雨の中に買い物に行くなど不毛な時間も過ごした。

4/18買い物をした。病院内のコンビニはとてもお得だと感じる。ついでにペットボトルも捨てた。各種クレカなどの申し込みや勉強が残っているのに、この日も付かれた。10時間ほど寝たのだがマジで眠い。今週末は当直がなくて良かったと思う。気づかぬ間に疲労が蓄積されているのかもしれないので、気を付けようと感じた。

 

 

4/5(月)-4/11(日)初めての当直

4/5

記念すべき初めての当直があった。いったいなぜ医師3日目で当直が始まるのか、明らかに早すぎだと考えもあったが受け入れることにした。

結果的に呼ばれたのは3件で、全て指導医の陰で見学するだけだったのでよく言えば楽だった。悪く言えば実践することができなかった、経験を積むことができなかった。

まぁある意味これから当直に慣れていこうねてきな軽いジャブになってくれた1日であった。

4/6

当直明けだった。昨日からさかんに当直があることをアピールしていたので、今日が当直明けであることを指導医が把握していた。そのため午前中で帰宅することができた。自分の病院は当直明けに帰れるかどうかが、科次第というように見学で聞いていたので自分は帰ることができてラッキーだな、と思った。指導医の先生は優しかった。

当直明けで早く帰れたからといって特にやることもなく家で4時間ほど昼寝して時間を溶かした。

4/7

何時も付いている指導医の先生が外勤に出かけたため、本日は違う先生と過ごした。関東に出てきてよかったなぁと思うのは、関東の人間がどのような受験生活を送ったのか、受験に対してどのような心持でいるかを学べる点だと思う。たとえばずっと田舎で暮らしていたら、開成や灘の生徒がどのような生活を送ったのか知る機会もないだろう。その点1度関東に出てしまえば、様々な人がいるため見聞を広げることができる。上京のメリットの内の1つは恐らくこれであろう。

4/8

1日中オペ室にこもっていた。ずっと同じ先生といるせいか、話題も尽きていてむこうも困っているような感触がある。自分も会話に消極的な姿勢であるため良くないとは思うのだが、初期研修医の分際でベラベラ喋るのもうぜぇし、アナムネでコミュ症発揮しているのに休み時間に饒舌になったらそれはそれでキモイので、自分は一貫しておとなしめのキャラを貫いている。

4/9

やっと1週間が終わった。カルテの使い方も徐々に慣れてきて、とはいえ他の同期よりも劣っているのだが1週間たつと少しは仕事の能率があがるものである。果たして自分が貢献できているのか分からないが、初期研修医としてのノルマをひたすらこなせるように日々生きている。

4/10

2回目の当直があった。この日も結論から言えば暇だった。自分の病院は改めてハイポだと感じた。ハイポすぎて3年目どうなってしまうのか一抹の不安も覚えるのだが、ぶっちゃけハイポ科に進むのでそれほどハンデを背負うこともないのかなと考えたりする。

4/1(木)-4/4(日)入職・オリエンテーション

2021/4/1から新社会人になった。同期の名前も顔も分からない状態での入職は、世間的にかなり珍しいと思う。3/22に医籍申請をしたのだが結局4/1には間に合わなかった。これは保健所によって仕事の速い所も遅い所があることが原因らしいが、自分のところはかなり時間がかかっているみたいだった。

医籍登録をされていない段階で業務が始まるのはいかがなものだが、このあたりはグレーゾーンで大方だいたいの病院では給料がちゃんと月はじめから発生するらしい。

初日はオリエンテーションで終わるかと思ったが、実際に本格的な業務が始まったので、指導医側も当の本人である研修医側も困惑してしまった。

指導してくださる先生方はとてもやさしい方で、本当に良かった。

同期とはあまり話せなかったし、研修医室の座席の場所など不満点は残ったが、上の先生方が神だったので何とかメンタルブレイクせずに済んだ。親は少し心配していた。

4/2勤務2日目。この日はまさに医師としての業務が始まったと実感した。自分はまだ病院実習クオリティのことしかできないわけだが、患者からみれば1人の医師であるため毅然とした態度で振舞う必要がある。

自分が若手であることを見抜いてそうな方がいらしたが、何とか「上の先生と相談します」のようなことをいって切り抜けた。

この日もやはり先生方は素晴らしいと思った。医師の業務がただでさえ忙しいのに、それに加え研修医の指導なんてとんでもない負担である。

にもかかわらず研修医に悪態をつくことなく接してくれるのは、いったいどれだけ人格が素晴らしいのだろうと感じざるをえない。

自分は先生方に対して好意を抱いてるが、先生方は裏で自分を嫌っていたらどうしようみたいな不安もすこしある。ただ、1か月は何とか切り抜けて完遂できそうだなという予感はできた。

4/3昼まで寝ていた。勉強しなければいけないのに部屋の片づけ、掃除で終わった。無駄な1日を過ごした。

4/4100円ショップとスーパーで買い出しをした。

自分の医籍登録がされており、感動した。かつての高校同級生の名前を検索したところ、みんなストレートで医師になっている。彼らは優等生特有のずる賢さ・狡猾さを持ち合わせているので、当然のことながら医学部村に適応したのだろう。皆と同じことをやるのが得意なタイプの人間ばかりだったな、と今振り返ると感じる。

ちなみに自分は今、勉強しなければいけないという現実から逃避してブログを書いている。明日は重要な業務があるのだが、果たして自分に務まるかがわからない。

自分の人生でトップクラスの不安が押し寄せているが、はたして大丈夫だろうか

そんな4月第1週